2009/06/06

コトノコ 2.0a8

コトノコ2.0a8を公開します. ウムラウトなどを無視して検索する機能( êtreという入力時に etre として検索する. ) を追加しています.要望から実装してみたのですが, ちょっと変わった仕様になっています.入力 (UTF-8)を日本語 (EUC-JP)で変換できない場合, ウムラウト等を無視してアルファベット (US-ASCII)で変換します. つまり日本語とウムラウト等が混合している場合はうまくいきません…問題ないと思いますが… 他にもっと良い方法があればいいのですが…

kotonoko-2_0-alpha-8.dmg (universal binary)
kotonoko-src-2_0-alpha-8.tar.gz (ソースコードのみ)

変更点は以下の通り.

  • クリップボードの中身を自動的に検索する機能追加.
  • 英文の検索時にウムラウト等補助記号を削除する機能の追加
  • swipe (3本指での操作) で辞書の切替する機能を追加しました.

クリップボードの中身の自動検索は, 環境設定の「その他」の箇所にあるチェックボックスを入れないと機能しません.

15 件のコメント:

  1. "クリップボードの中身を自動的に検索する機能追加."
    この機能はずっと欲しかったね、、ありがとうございます。
    コトノコのウインドーがインアクティブの時にも自動検索する方法はないでしょうか?

    返信削除
  2. PasteboardServerが, 変更があった時Notificationを出してくれるとすぐに実装できますが, その様なNotificationはドキュメントを見た限りではなさそうです.
    あとは, 定期的にPasteboardの中身をチェックすれば実現可能でしょうが, 負荷がどの位かかるかで変わるでしょうね. (おそらく今時のMacだと, そんなに負荷はかからないと思いますが...)

    返信削除
  3. クリップボード検索機能ありがとうございました!
    Jarvik さんもおっしゃってらっしゃるように,コトノコがアクティブで無い場合でも,検索できたら更に嬉しいです。
    WindowsのDDWinでは,アクティブで無い場合でも,クリップボードに単語をコピーすると同時に検索して,ウインドウの一番上に浮き上がってくるようになっていました。

    返信削除
  4. OS標準の「辞書」がよくできているので、ポップアップまでは、ちょっと難しいかもしれませんね…
    サービスメニューがもっと使いやすくなれば解決する気がするのですが、snow leopardでの改善に期待する感じでしょうか...

    返信削除
  5. atsushi様
    こんなに早くアップデートがあると思ってませんでした(ありがとうございます。お疲れ様でした)。今日気づいたので、早速2.0a8をMacBook Air(OS10.5.6)に入れてみました。(1)クリップボードの中身を自動的に検索する機能追加はちゃんと動作しています。(2)3本指スワイプもちゃんと動作しています(3本指スワイプは「右スワイプ動作」(→)で辞書の切り替え、「左スワイプ動作」で検索結果・前画面へ戻る、なのですね)。しかし、(3)ウムラウトなどを無視して検索する機能は、うまく機能しません(もちろん「日本語とウムラウト等が混合している」わけではありません)。「クラウン仏和」でêtreがヒットしないのです。う~ん。

    返信削除
  6. 確認しました.
    一部, 修正の間違いを見つけました. 次には修正しておきます.
    ソースが操作できる方は EBook.mの398行目にある
    NSISO2022JPStringEncoding

    NSASCIIStringEncoding
    に修正するだけで, 動くはずです.

    返信削除
  7. スワイプ動作に関する報告の訂正です(MultiClutchの設定がおかしくなっていたようです)。
     MultiClutchの「Grobal」で「Swipe Left = cmd + ←」、「Swipe Right = cmd + →」と設定していたはずなのですが、いつのまにか後者が消えており、先に報告したような挙動になっていたようです。
     MultiClutchの設定をすべて削除したところ、左右のスワイプ(三本指動作)で辞書が切り替わるようになりました。(すべての辞書をタブに表示していないと、挙動不審に見えますが、ちゃんと順番に切り替わっています)
     ちなみに、コトノコのスワイプ設定よりも、MultiClutchの「Grobal」設定が優先されるようで、MultiClutchの「Grobal」で「Swipe Left = cmd + ←」、「Swipe Right = cmd + →」と設定しておくと、コトノコのショートカットキー「 cmd + ←」、「cmd + →」に対してスワイプ動作が割り振られるようです。(僕はこちらで使用しています。よく分からない単語が連続していて、訳語に困ったときに行きつ戻りつできて便利なので)。
    とりあえず、ご報告まで。

    返信削除
  8. コトノコ2.0a8。たいへん便利に使わせていただいています。 ひとつだけ要望があります。 辞書の表示順を変更できるようにしていただけませんか? 現状だと、登録した順に表示されるので、辞書を大量に登録していると、あとから追加したお気に入りの辞書が一括検索時に下の方に表示されて見にくいのです。 ご検討よろしくお願いします。

    返信削除
  9. 辞書セット(一括変換)での辞書の並び順ですね.
    考えてみます.
    環境設定→タブ リストをドラッグ&ドロップで入れ替えれば
    タブでの表示順は変更できます.

    返信削除
  10. いつもコトノコを利用させて頂いております。作者様には本当に感謝しております。
    一点要望があるのですが、「file:~」というファイルリンクの形式に対応していただけないでしょうか。
    これはEBWinなどのWindows用辞書ビューアで使われる、pngファイルなどへのリンク形式です(参考:ttp://www31.ocn.ne.jp/~h_ishida/EBPocket.html)。
    EBWinでは、たとえば辞書で単語を調べた際に、検索結果の表示内容に「file:ABC/a-001」と表示された場合、「file:ABC/a-001」のリンクをクリックすると、ABCというフォルダ内のa-001という名前のファイルが(他のビューアで)開かれる仕様になっています。
    現在私はコトノコとEBWinを併用しておりますが、この機能がコトノコに備わった場合、辞書ビューアをコトノコ一本に絞ることができるため大変ありがたいと思っております。
    要望が若干特殊かと思われますので、決して無理にというわけではないのですが、御検討いただけると幸いです。
    よろしくお願いします。

    返信削除
  11. EBPocketのページを見ましたがさっぱり分かりませんでした.
    そもそもURL形式はEPWINGの仕様にはないので, 予想するしかないのですが, MPEGの保存方法と同じ様なものでしょうか.
    - どのような形式でファイルパスが格納されているのか
    - パスのrootは何なのか
    - 何の辞書がファイルリンクを持っているのか
    この程度が分からないと実装しようにも実装できませんね…

    返信削除
  12. ご返答ありがとうございます。
    もしよろしければ、私が利用している辞書のデータをメールで送らせて頂きますので、ご連絡先をお教えくださると幸いです。
    また、上の方で書かれている同一タブ内の辞書の並び替えは、私もコトノコにあればいいなぁと思っていた機能です。実装されるとすごく嬉しいです。
    頼むしか脳のない失礼なコメントですので、ご迷惑に感じられたらスルーして下さいませ。
    よろしくお願い致します。

    返信削除
  13. 辞書ファイルの送付は, 著作権的なものが分からないのでお断りしておきます. 送られても仕様が分からないと何もできませんし.
    とりあえず, EBWinのChange logを辿ってみると, 2.02の所に仕様がありました. 基本的に自作辞書用でしょうか? EPWINGの仕様にはないはずです. 実装するのは簡単なのですが, あまり乗り気にはなれません. コトノコの守備範囲ではない気がしますね.
    少なくとも絶対パスでのアクセスは, あまり良い作法とは思えません.

    返信削除
  14. わざわざご検討して下さってありがとうございました。
    特殊な要望ですので、決して無理にというわけではございません。
    今のままでも十分すぎるほどですが、同時に、コトノコのさらなる改良にも期待しています。陰ながら応援しています。

    返信削除
  15. こんにちは。以前に辞書内容の連続表示機能の要望をした者ですが、
    以前は要望をお聞き入れいただき大変感謝しております。
    (今回実装されたクリップボード自動検索機能も大変助かっています!ありがとうございます)
    なのですが、現在のところ連続表示は5つということになっていますが、
    類語辞典での使用の場合、5つではまだ少し使いづらいところがあります。
    例えば「声」に類する言葉を調べようとする場合、
    「角川類語新辞典」では、およそ50項目ほどの「声」に関する項目が並んでいて、
    それらがそれぞれ1項目とカウントされるので、最低でも50項目ほどは表示されないと、類語辞典としては使用することができません。
    また、その後に「感情の伴う声」「叫び」などという大カテゴリ内の項目がまたそれぞれ30項目ほど続いてゆき、またその後に・・、というような感じで項目を延々と読み進んでいくことを前提としているような形式となっていますので、本来的な類語辞典の使用法で使うには、
    「ある程度スクロールするごとにその次の項目を延々と読み込み続けていく」
    といった方式が理想で、もしそうしていただけたら大変ありがたいのですが、
    もしそれが無理なのであれば、たとえば、
    「連続表示項目数をユーザーが入力できるようにする」
    などということは難しいでしょうか。
    もし可能であればそれだけでも大変ありがたいですのですが・・
    要望ばかりで大変恐縮ですが、ご一考願えたらと思います。

    返信削除