検索する

Safari 3.0から追加された検索文字列がポップアップするあのインタフェース. WebKitを使えばすぐに実装できるかと思っていたのですが, 現実はそうは甘くはありませんでした.

WebViewで提供されている検索メソッドは, searchFor:direction:caseSensitive:wrap: ただしこれは検索ダイアログ用のメソッドで, コトノコの様なレイアウトだと, ターゲットを持って行かれるので使えません.NSTextViewにはshowFindIndicatorForRange:なんてメソッドが追加されたのにWebViewでは使えないのです.

WebKitの参考書といえばShiiraのソース. Shiiraもポップアップするインタフェースは使えませんが, 検索文字列のカラーリングには対応しています. どうやって実現しているかというと, 非公開APIを使っている様です. 具体的には以下の通り

id documentView = [[[_webview mainFrame] frameView] documentView]; // 全てのMarkを消す [documentView unmarkAllTextMatches]; [documentView setMarkedTextMatchesAreHighlighted:YES]; // Markをつける [documentView markAllMatchesForText:searchString caseSensitive:NO limit:0];

これでいままでのコトノコと同じ程度の結果は実現できるのできるのですが,Markの色は変更できないし, ちょっと退化した感じはしますね…