今まで海外で, 食事に困った事はありませんでした. どこの国でも美味しく料理を食べれたのですが,今回のトルコではそうはいきませんでした.前に書いたように, 料理は美味しかったのですが, 帰国後10日間程, 下痢に悩まされました.
旅行者下痢症といって, 帰国後下痢になる人は多いそうです.話を聞くと, 海外に行くたびに下痢になっている人もいるそうですし ^^;;しかし, 去年の中国でも何もなかったし, 水はミネラルウォータしか飲まなかったんですけどね….何かがお腹に合わなかったようです.
トルコに来たらハマムでしょ! という事で, 有志数名とハマムに行って来ました.ハマムは, サウナ + 垢すり + "strong" マッサージがセットになった公衆浴場です.ちなみに, "strong"はお店の人の説明そのままです.
店をホテルで紹介してもらう時, 観光客向けでないような所と頼んだらしいですが, 観光客向けの所らしく支払いはユーロ基本.観光客向けの所では, レートを考えるとユーロが一番良かった気がします.私はユーロは持っていなかったのでU.S.ドルで払いましたけどね.
簡単に説明を受けてまず, 真ん中に大きな大理石の台のある部屋に通されました.まずはその大理石の上で寝転がってサウナ. その時は何故この台が暖かいのか謎でしたが, 下に熱湯が通ったパイプが張り巡らせているようです.
いつまでこうしていればいいんだろーと思いながら, ごろごろしているとおじさん達がやってきて垢すりタイム.ゴシゴシ垢をとってくれますが, そんなに垢はでてなかった気がします.
その次はマッサージ. 袋状のタオルをばっと膨らまして泡を作っています. 小さい頃, タオルに石鹸水をつけて泡を作って遊んでいましたが, あんな感じです. で, "strong" マッサージ. そんなでもないかなぁと思っていると, 何か硬いところでもあったのか, 左腿を力いっぱい押してきました. そうすると痛いので力が入る ⇒ さらに力いっぱい押してくるの悪循環. 基本的に力を抜いて相手に委ねるのがよさそうです ^^;;私は結構くすぐったがりなので, 腰あたりのマッサージの時, くすぐったいのを我慢していると, 面白がってくすぐってくるとおちゃめなおじさんでしたが --;;
最後にシャンプーして, 冷水(!)をかけられておしまい.左腿がまだ痛い気はしますが, 疲れが取れた感じがして良かったです.「観光客向けではない所」という事で, お金も最低限しか持っていかず, 貴重品も全部置いてきたのですが, おもいっきり観光客向けで, そんな心配はなかったなーって感じでしたが.
イスタンブールはイメージ的に暑いのかな? と思って半袖を多めに持ってきたのですが, そこまで暑くはありませんでした.日が落ちると気温が下がって, 半袖では寒い位. ちょっと失敗でした.日中も, 梅雨の日本から来たというのもあるでしょうが, 湿度も低くすごしやすかったです. その分, 喉が渇きますけどね.
右の写真はスルタン・アフメット・ジャーミー(ブルーモスク). 1616年に完成したモスクで, 室内の壁にびっしりはめ込まれた青いタイルから, ブルーモスクと呼ばれています. ここは, 世界で唯一6本のミナレット(尖塔)があるのも特徴で, 当時の建築家が「金(Altun)」と「6本(Alti)」を聞き間違えたからという謂れがあるらしいですが, 本当でしょうか.中は広い空間で神秘的でしたしステンドグラスから漏れる光が神秘的でした. 壁面のアラベスク模様も綺麗でしたしね.
もうひとつ, ブルーモスクの近くにあるアヤソフィアにも行ってきました. ここは今は博物館になっていますが, もともと, ビザンツ帝国時代に建立された, キリスト教の教会でした. その後オスマントルコ帝国によりイスラム寺院に変えられたという歴史を持っています. 中は補修中らしくて大きな櫓が立っているのはちょっと残念でしたが, ビザンツ帝国時代のモザイク画などが見れました. そういえば, イスタンブールってコンスタンティノープルだったんだよなぁとか, 高校時代に習った世界史などを思い出しました.
あまり時間がとれなかったので, この程度しか見れませんでしたが, なかなか良かったです.ただ, 観光地なので絨毯売りやらなんやらが大勢いて, ちょっとうっとおしかったですが.
トルコ料理といえば, ケバブ等の肉料理というイメージですが, Banquetでは魚料理が多かったです.とても美味しかったのですが, 「この味が分かるのは日本人だけじゃないか」という話になりました.丁度同じテーブルにポルトガルから来ていたご夫婦がいたので聞いてみると, やっぱり味が薄くて美味しくないとの事.旦那さんの方は, 日本に来た事があるらしく, 日本食も好きだしこの料理も美味しいよと言っていました.やはり慣れなんでしょうかねぇ. 日本の人でも味が薄いと言ってる人もいましたしね.
料理の味付けはかなり日本人向けでしたが, デザートは無茶苦茶甘かったです.基本的にシロップ漬けっぽい感じなのが多いのですが, 本当に甘い. ホテルのでも甘いと思っていましたが,外で食べるとさらに甘い. カカオ99%のチョコとかありますが, カカオ1%ぐらいしかないんじゃないかと思うぐらいのチョコレートがでてきます.食事はすごく美味しいのに, デザートはなんであんなに甘いんでしょうね….
世界三大料理のひとつのトルコ料理. 他の2つである中華, フランスと比較すると, 日本ではあまり馴染みがありません.そんな訳で, ちょっと食事には期待していた今回の出張. いろんなものを食べてきました.
トルコでは宗教上の理由で豚肉はでてきません. 牛もなくて (気候の理由らしいです) 羊の肉料理がメインです.ケバブ(焼肉)が有名ですが, そっちよりハンバークのような挽肉料理(キョフテ)の方が美味しかったです.あと美味しかったのはスープ. 色的にはトマトスープですが, 香辛料が効いていて飽きない味でした.
他に食べた妙なものとしては, キュウリの入ったヨーグルト. これは思ったより普通. のびるアイスクリームとして有名なドンドゥルマ. 無茶苦茶甘い. 基本的にデザートは甘かったです. あとは, 塩味のする乳酸菌飲料 (アイラン). これは飲んだ瞬間は「なんだこれ」 って感じですが, 肉には合うかもって感じの味でした.
結構長くなってきたので今日はここまでで.
出張で, トルコのイスタンブールに来ています. 美味しい食べ物に対する期待と, 治安に対する不安が混じった状態ですが, なんと, President Suite なんて部屋に泊まる事になりました. 当然出張でそんな部屋に泊まれる訳はなく, 以下のような理由なのです.
イスタンブール空港到着後, 路線図を見るとリムジンバスがホテルの近くまで走っていたので, バス乗り場で待っていました.すると, 学会参加者のような日本人がいたので, 声をかけると正解. 一人でちょっと心細かったので, 良かったです.
ホテルについてチェックインをしていると, フロントのおねいさんが一言, 「彼を知っているか?」とその先にはバス乗り場で知り合った人が. 「今日知ったよ」と答えると, 苦笑い. どうも部屋が確保できないらしく, 「2人でPresident Suiteを1晩だけシェアしてくれないか」という事. まぁ一晩だけだし, そんな部屋に泊まれる事なんてないだろうからという事で, 泊まった訳です.
部屋は広いし, 眺めはいいし, President Suiteの名に恥じない部屋でした. ただ, 食堂とかミニバーがついてても, おかかえシェフとかいないので何もできないんですけどね ^^;;
後で話を聞くと, 部屋が確保されていない事が多くて, 1日だけ他のホテルに回されたりとか大変だったようです.そういう意味では運がよかったのかな? なかなか面白い体験ができました.
仕事の関係で, Interop Tokyo 2006で, Workshopのspeakerなんていう事をやる機会に恵まれました.学会での発表は多いのですが, Workshopでの講演は初めての経験でした. うまくいった…のかなぁ?比較的学術よりの内容だったのですが, 学会発表とは違ったなぁと思った点をいくつか.
学会発表の場合, 背景→問題提起→提案手法→評価→結論 と定型に従って話せばまず問題ないのですが,長時間の講演の場合, いろんなトピックがでてくるので, それをうまい具合にまとめるのは難しいです.慣れも大きいんでしょうけどね.
聴講者のアンケートがでるのは今月末らしいですが, さてどのような結果がでるのでしょうか?