品川の原美術館に『オラファー・エリアソン「影の光」』を見に行きました.原美術館は銀座の和光ビル(旧服部時計店)の設計で有名な建築士 渡辺仁が設計した, 原邸を改築した美術館だそうです.小さい頃, 旧英国領事館だった『児童科学館』によく行っていたので, 古い洋館というのはちょっと懐かしい感じがします.(今では, そこも児童科学館でなく美術館になっているようです).ただ, 元々住居という事で, 順路がうまく確保できておらず, 大人数をさばけず混雑していました.テレビでも紹介されたらしい今回の展示だけなのかも知れませんけどね.
展示はというと「光」を利用したアート…でしたがなんとなく「理系」な感じがする展示でした. 単純に私が「理系」の目線で見ていただけかもしれませんけど. 例えば「円を描く虹」では円形の虹が見えるのですが, 三角プリズムを円形にしてあるものに光をあてるとこうなるんだなぁとかそんな感じです.
個人的に面白かったのは「単色の部屋」. 単波長の光源で満たされた部屋という単純な仕掛けなのですが, 中では誰もがiPodのCMのようになります. しかも, 携帯電話をその部屋で開くと周りは単色なのに携帯の画面だけはカラーという面白い絵が見れました.アーティストの意図とは違うかもしれませんが, こういうのも楽しみ方のひとつですよね.
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